直径5センチの聴神経鞘腫と診断され15時間以上にも及ぶ手術を受けました。手術後約1ヶ月でほぼ問題なく社会復帰しています。現在では手術を受けたことがウソのように体調面も好調です(頭痛すらありません)。もし同じ病気でこれから手術を受けられる方がおられればと思い、わたしのケースを記録します。よければ参考にしてください。
約12時間でICU脱出!
手術後に入ったICUではの体の痛みでなかなか寝付けませんでした。
たまに寝たと思っても5分しか経っていません…これを繰り返します。
早く時間よすぎてくれ…
手術を終えてICUに入ったのは夜の11時過ぎなのですが、翌日の朝の7時ころになると、手術をしてくださった先生方が様子を見に来てくださいました。
ただ、順番に時間差で来られるのでやっぱり寝られません。
…先生方も忙しいはずなので仕方ないですよね。
その後、痛みに耐えじっとしていたら11時ころになって
「これから病棟に移ります」
と、手術後約12時間で早くもICUを脱出です!
CTにはいい思い出がありません
ICUを出て病棟に移ったあと、術後のCT検査を受けました。
…どうやらわたしはCT検査と相性が悪いようで、トラブル3連発です。
注射がうまく刺さらない!
CT検査を受ける直前で、造影剤ではない注射(点滴用だったと思います)を付け替えることになったのですが
看護師のお兄さん「これ大丈夫かな?」
と数分腕のあたりでごちゃごちゃしています。かなり不安…
わたしの腕にはすでに注射針が刺さっていて、そこにプラスチックの分岐の装置のようなものがついていて、更にそこ何かをつなげるようになっていたのですが
画像引用:閉鎖式輸液ラインの側管注|点滴静脈注射の混注方法(1) | 動画でわかる!看護技術
こんな感じの装置です。
どうやら挿す穴とつなげる管が合わないようで別の看護師さんと相談されています。
別の看護師のお姉さん「あ、これダメなやつだ、こっちこっち」
すごい軽いんですね。
正直なところ注射の付替えがうまくいかないこと自体あまり気にならなかったのですが、その時わたしは問題を抱えていました。
導尿しているのに強い尿意が…!
手術が終わって気がついたときには導尿してもらっていました。
なのでトイレには行かなくてもいいはずなのですが、何故か強い尿意に襲われます。
わたし「すみません、トイレに行きたいのですが…」
看護師のお兄さん「大丈夫です、導尿してますから」
「ところで、高橋一生に似てるって言われません?」
とてもはぐらかされました…(いや、たしかに嬉しかったけど…)
検査中も検査を終えたあともガマンを続けます。
タイミング悪く病室までストレッチャーを押してくれる方が他の用事でおらず、わたしは検査室前で待機です。
用事が終わりやっと病室に向かえのですが、その最中にガマンのし過ぎか体が体がしびれてきたのでそれを訴えます。
ストレッチャーを押してくれている女性「ちょっとそういうことは分からないのでガマンしてね」
(結構限界なんですけど…)
…
どうやら導尿の管がピンチで閉じられていました。

病室で看護師さんにピンチを外してもらえたのですが
看護師さん「大丈夫そうですか?」
わたし「はい、ただ体がしびれています」
看護師さん「それは『苦しい、苦しい』と思うからそうなってしまうんです。落ち着いてください!」
かなり強い語気で言われてしまいました…質問に答えただけなのに…
移動のたびに傷口を支える皆さん…
手術後1日も経っておらずまだ動けません。
なので移動はストレッチャーなのですが、
- ベッドからストレッチャーに移動させてもらいます
- みなさん足や腰と頭の付け根を持ってくれます
- 頭の付け根って手術したところなんですよね
ということで、移動のたびに傷を押さえつけられるので「ゔっ…」みたいな魂の叫びをします。
これら全てCTとは直接関係ありませんが、CTにまつわる嫌な記憶としてインプットされました。
強いて言えばCTに関しては、仰向けにして頭を台につけなければいけなかったので、痛みが尋常ではなかったことくらいでしょうか。
とにかくこの日は痛い1日でした。