直径5センチの聴神経鞘腫と診断され15時間以上にも及ぶ手術を受けました。手術後約1ヶ月でほぼ問題なく社会復帰しています。現在では手術を受けたことがウソのように体調面も好調です(頭痛すらありません)。もし同じ病気でこれから手術を受けられる方がおられればと思い、わたしのケースを記録します。よければ参考にしてください。
ついに退院しました!
手術から17日目の月曜日に退院することが決まりました。
目標は2週間だったのですが、週末は退院できないようで少し伸びてしまったという印象です。
でも体調はあまり良くないというのが本音で、もう少し長引くかなと思っていたため退院は嬉しかったですね。
一番心配していた、傷口から脳の水がもれてしまうこともなく、ある程度ば順調だったのだと思います。
これを防ごうと、体中痛いにも関わらず傷口をなるべく浮かせようとしたかいがあったというものです。(今思うとほとんど関係なかったようにも思えますが…)
退院の際には主治医の先生に術後の経過や状態等の細かい説明をいただき
- 腫瘍は大部分取れた
- 腫瘍は再び大きくなる可能性がある
- 耳の神経は取ったわけではないが聴力が戻ることはまれ
ということです。
そして次の週の水曜日に通院で診察を受ける予約をし、この日退院となりました。
…舞い戻ってしまうんですけどね。
昼間はアクティブに活動を
お昼頃の退院となりました。
帰りはタクシーだったのですが、座席で頭を後ろにつけていると振動が響いて痛いです。
このときはまだ走ることはできない程度のふらつき具合だったのですが、せっかく外に出られたということで買い物にも出かけました。
普通にしている分には外見からはおかしなところはなかったでしょう。
ただ声はかすれて出ません。でも職場に退院の報告を入れるなど復帰に向けた行動を取り始めていました。
そんな中事件を起こしてしまいます。
貧血で倒れ頭を強打
夜9時頃自室にいたわたしはトイレに行こうと立ち上がりました。
その時ふらつきを感じたわたしは
「危ないかもな」
と悠長な感想を抱いていたのですが次の瞬間
「大丈夫か?!」
と家族に声をかけられてしまいます。
わたしは床に倒れていました。
「ベットから落ちたのか?」
そう聞かれとっさに「そうだ」と答えてしまいますが、実際はそうではなかったと思い出したのは数秒後です。
訂正し、貧血で倒れたことを告げます。
さらに悪いことに、倒れたときに後頭部の手術の箇所付近を強く打ってしまったようです。
収まりかけていた頭痛かひどくなっており、多くの不安が蘇ってしまいます。
万全ではないもののそろそろ復帰かと期待をしていただけにかなり落ち込みましたね。
自分では気が付きませんでしたがかなり大きな音もしていたようです。
もし異変があればということで退院時にいただいていた病院の相談電話番号に電話かけさせてもらいました。
そして翌日の朝病院に行くことになります。
このときは骨やなにかに異常がなければいいと祈っていました。